その後、病院に行くのに用意をしたのですが・・・
母がお出かけなので、鏡を見ながら眉を書こうとしていたのですが、手に取った眉墨(アイブロウ)は私が100均で買ったもので、繰り出し式のものなのですが、母はどう使うのかわからなくなっていて、フタだと思って引っ張ってバラバラになっていて、芯は折れていて無くなっていました。それでは書けるわけもなくて、しまいには鉛筆で眉を書いていて・・・まぁそれでも少し眉が書けたので、良しと思いました。
私は母に、
「お母さんこれ私が買ってあげたのに、もう壊れちゃったし、芯が折れちゃったんだね。」
と言うと、母は、
「そうなのだから、買ってきてください。お金は払いますから。」
というので、私はまた買って行こうと思いました。
すると、兄が、
「それ、鉛筆形式のがいいと思う。」
と。私も母は繰り出し式は使えないんだと思いました。
その後母に、
「お母さんは、もう高齢者なので、足がだいぶ弱っているから一人で勝手に出て行っては駄目だよ。転んじゃったりするから。また痛い思いしたくないでしょ?」
と言うと、母は、この間転んだ時の擦り傷と足にできたアザを見せてくれました。なので、私は、
「そうそう転んじゃったんだよね。こうなっちゃうから一人で出て行っちゃ駄目だよ。」
というと、母は頷いていました。
この時の母は、ちゃんと分かっていました。
でもまたすぐ忘れてしまうのだろうなぁと思いますが。
そして、兄が、
「お母さん、デイで書道やったみたいだよ。昨日書いたものを持って帰ってきた。」
というので、どれどれ・・・と見せてもらいました。10枚ぐらい書いたものがひとまとめになっていて、2枚はバラでした。
全部違う言葉でしたが、ちゃんと書けていて、驚きでした。
すると、兄が、
「先生にお母さんは書道やっていたの?って聞かれて、やってません。と答えたらしい。」
と。
私は、
「お母さん書道やっていたでしょ?忘れちゃったのかなぁ。でも、すごく上手にかけているよ。凄いね。」
と言ったら、母はかなり喜んでいました。
その3に続く・・・
そして、ここに書かれている内容はあくまで私の家族とそこに関わっている人たちの話です。 それぞれのケースやいろいろな考えがあると思います。それを否定するものではありません。 このブログを読んで少しでも参考になれば・・・と思って書いています。
介護はとても大変です。早めに市役所などに相談をおすすめします。(特に高齢者は大丈夫だと思っていて人に相談しようとは思わない世代だと思っています。)
0 件のコメント:
コメントを投稿