2023年12月21日木曜日

両親が介護に[193]母退院 2023年7月6日

母の退院は午後でした。
私達兄妹は二人で迎えに行きました。
会計を済ませて、病棟の入り口(自動扉ですが、中からしか開かない仕組みです)で待っていました。
最初にリハビリ担当の方が来て、今までの母の話をしてくれました。
それと母が何が出来て何が難しいのかも教えてくれました。
母は着替えも一人でできるし、歩くこともできる(後ろからの見守りが必要)一人でトイレにも行って漏らすこともなくきちんとパンツの上げ下げもできるそうです。
ほぼ入院する前の母と同じようでした。
ただ、飲み込みが少し落ちているようなので、汁物はトロミをつけた方がいいということです。
その後薬剤師さんが来て、新たに処方になった薬の説明をしてもらいました。
気管支が少し狭くなることがあるらしく、それを拡張する貼り薬を毎日貼っているそうで、どこに貼るのかとかいつ貼り替えるのかとか教えてもらいました。
その後看護師さんが来て先週からの母の状態を説明してくれました。
母は相変わらず不穏で、一つ鍵がかからなくなるとどんどんおかしくなって頭の中が混乱して暴れる・・・ということが毎日だったそうです。なので、少し安定させる薬を飲ませていたそうです。
今日はその薬は飲ませなくても看護師さんが一生懸命説得してなんとか午後まで過ごせたようです。

そして、母が歩いて出てきました。
ニコニコしながら。
今後の過ごし方と今後の診察の予約を教えてもらって・・・
看護師さんに、
「いろいろと母が迷惑かけて申し訳ありませんでした。今までありがとうございました。」
と挨拶をしてエレベーターに乗り込みました。
母は看護師さんに手をふってニコニコしていました。
下に降りて、タクシーを呼びました。

母をタクシーに乗せる時に、
「お母さんタクシーに乗れるかな?」
と母を後ろから介助して乗り込みました。
母は足もちゃんと上げて乗れました。

数十分で家に到着しました。
母を介助しながら家に入って、家の中に手すりがたくさんついていたので少し驚いていましたが、早速捕まりながら玄関を上がって廊下も手すりを捕まりながら自分の部屋に入り、私の買った椅子に違和感もなくすぐに座りました。
兄が、
「その椅子は〇〇(私)が退院のお祝いとして買ったんだよ。座りやすいでしょう。」
というと、母は、
「ありがとう。皆に迷惑かけたね。」
というので、
「私達は子供なんだから当然なんだよ。」
と私は言いました。

母の荷物を片付けて、ゆっくりしていたら、福祉用具の会社の方が来ました。
母がちゃんと手すりを捕まえているのか確認しにきました。
いちお、全部大丈夫でした。
母は、
「これ全部でいくら?」
というので、私は、
「これは工事したわけじゃないから全部レンタルで借りているんだよ。しかもとても安いんだよ。だから大丈夫。」
と言いました。

母は夕方5時過ぎると、パジャマに着替え始めて・・・いちお見ていたら、全部一人で脱いだり着たりしていました。
それを見届けて帰ってきました。

今回の総合病院の方々はとても親切で、いい人達ばかりでした。
あの母のことをどう対応していいのかを私達に聞いてくれたり、母のことをちゃんと扱ってくれていたようです。

いつもの近くの総合病院とは大違いでした。








※このブログは、リアルタイムに書いたものに、後日思い出しながら修正を加えています。なので、数ヶ月前の話になっています。文章が読みにくいとは思いますが、ありのままを書いているので、ご了承ください。 

 そして、ここに書かれている内容はあくまで私の家族とそこに関わっている人たちの話です。 それぞれのケースやいろいろな考えがあると思います。それを否定するものではありません。 このブログを読んで少しでも参考になれば・・・と思って書いています。 介護はとても大変です。早めに市役所などに相談をおすすめします。(特に高齢者は大丈夫だと思っていて人に相談しようとは思わない世代だと思っています。)

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